閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

インフルエンザ予防接種の副反応?

火曜日午前にインフルエンザの予防接種をした。どちらかというと風邪をひきやすいほうなので、ここのところ毎年予防接種をするようにしている。インフルエンザ流行時期は大学の試験時期と重なることが多いので感染機会は平均より高いと思う。学年末試験となると少々の無理をしてでも大学に来る学生は多いだろうし、教師だってそうだ。

今回の予防接種ではちょっとした異変が起った。接種後12時間ほどたってから発熱し、あっという間に39℃を超える高熱となった。それがほぼ36時間続くと、急速に平熱に戻り、快復という経過をたどった。39℃を超える高熱がいきなりこのタイミングで出るとなると、おそらく多くの人はインフルエンザの予防接種との因果関係を疑うのではないだろうか?

僕も心配になって接種の翌日、高熱でよたよたしながら(といっても今回の熱は、高かったにもかかわらず喉の痛みも頭痛も体温の高さほどにはひどいものではなかった)、前日予防接種を受けた医院に行って診断を乞うた。とにかく熱が高くてしんどかったので、熱冷ましぐらいは欲しかったのだ。インフルエンザのテストをしてみてたところ結果は陰性だった。医者が言うには、

「ワクチンが効くまでに2週間ぐらいかかるからインフルエンザに既に感染したのかと思ったけれど違うね。偽陰性ということもあるけれどね。この前の冬からこの診療所で400本以上打っているけど、急に熱が出たのは君だけだよ。副反応の可能性は低いと思うよ。たぶん同じタイミングで風邪をもらったんだね。でも副反応の可能性も全くないわけじゃない。解熱剤は脳症の危険性があるって聞いたことがあるでしょ。だからあまり効かないけれど漢方薬あげるから、それを飲んで布団を飲んで寝ていなさい」

という高熱の頭ではなんやらとらえどころのない返事だった。それであまり効かない漢方薬を貰って帰ったのだが、案の定全く効果ない。布団かぶって腰が痛くなるほど寝ていたら汗が出て熱がひき、36時間後には嘘のように健康になったので、まあよかったのだけれど。今になって医者のあまり要領を得ない言葉の意味を考えてみると、医者としてはたとえ責任を追及されるような自体ではなくても(責任を追及する気は全くなかったのだが)自分のところで打った予防接種が原因でかなり派手な副反応が出た、ってことを認めるのが嫌だったのかなぁ、ということだ。僕の場合、注射を打ったのとたまたま同じ時期に、急激な発熱症状をもたらす風邪ウイルスに感染した、って結論づけるほうがよっぽど可能性が低いように思うのだけど、これは素人考えなのだろうか。
いずれにせよ2日寝ていてすっきり治ったのだから、ずるずると風邪症状を引きずるよりはよっぽど気分はいい。これでこの冬は風邪、インフルエンザと無縁で過ごせますように。