- 上映時間:140分
- 製作国:アメリカ/イギリス
- 初公開年月:2010/12/10
- 監督:リドリー・スコット
- 原案:ブライアン・ヘルゲランド、イーサン・リーフ、サイラス・ヴォリス
- 脚本:ブライアン・ヘルゲランド
- 撮影:ジョン・マシソン
- 衣装デザイン:ジャンティ・イェーツ
- 編集:ピエトロ・スカリア
- 音楽:マルク・ストライテンフェルト
- 出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ウィリアム・ハート
- 映画館:新宿ピカデリー
- 評価:☆☆☆★
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レイトショーで見た。見ている途中で突然昼間自分がとんでもない失言をしたことに気がつき、それが気になって映画に集中できなくなってしまった。
騎馬、攻城、そして最後の海岸での大決戦など、大規模な戦闘場面が見物の作品で、ストーリー展開はこうしたいくつかの合戦場面をスムーズに繋いでいる。こういったスペクタクルはやはり映画館の大画面で見るのがふさわしい。弓矢での負傷がいかにも痛そうな感じがした。刀の重い打撃音もいい。
12世紀末から13世紀はじめ、リチャード獅子心王とジョン失地王の時代のイングランドとフランスが舞台。ロビン・フッドはリチャード獅子心王の軍の弓手として十字軍に参加していたが、ノッティンガム領主の息子、ロバート・ロクスリーから剣を託され、ノッティンガムで死んでしまった彼の身替わりとして生きることになる。この地で彼は伴侶であるマリアンとともにジョン失地王とその重臣でフランスへの内通者でもあるゴドフリーに対抗する。ヨーロッパ中世を舞台とした時代劇。ちょこちょこっと出てくるフランス語の使い方がうまくて、フランス人の悪役ぶりがことばによって強調されている。合戦場面を楽しむ歴史スペクタクルだけれど、この手の映画、実はあまり好みでない。退屈はしなかったけれど、物語に入り込んで楽しむこともできなかった。
この時代、イングランド宮廷の言葉は実際には古フランス語の方言であるアングロ・ノルマン方言であっように思う。少なくともリチャード獅子心王の母語はフランス語だったはずだ。
Wikipediaの記述によるとロビン・フッドは「16世紀以降、リチャード1世(獅子心王)時代の人物となり、リチャード1世が十字軍遠征に赴いている間にジョン王の暴政に反抗した人物として描かれるようになった」そうだ。14世紀からロビン・フッドは文献に現れるそうだが、その属性については時代によって変遷があるようだ。13世紀のフランス文学に登場する羊飼いのカップル、ロバンとマリオンとも関わりがあるはずでいつかちゃんと調べてみたいと思いつつも放置したままになっている。