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来月歌舞伎座に勘九郎公演に見に行くのに備えて,歌舞伎の入門書を何冊か平行して読んでいる.演劇研究者を名乗りながら37のこの年まで歌舞伎は未見.恥ずかしい限り.10代の頃より西洋かぶれ一辺倒で日本の伝統芸能との接点がこれまでほとんどなかったのである.
わずか145ページの小冊子の12章で400年の歌舞伎の歴史を概観.記述は平易で読みやすく,しかも著者の作品や歌舞伎界への思い入れがしっかりと伝わってくる優れた紹介文となっている.西洋演劇と対比させることで歌舞伎の特徴が的確にわかりやすく示されている.入門書のお手本のような本.