閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

オーシャンズ

http://oceans.gaga.ne.jp/
オーシャンズ(2009)OCEANS

  • 上映時間:103分
  • 製作国:フランス
  • 初公開年月:2010/01/22
  • 監督:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾ
  • 製作:ジャック・ペラン、クリストフ・バラティエ
  • 音楽:ブリュノ・クーレ
  • 映画館:ゆないてっどシネマとしまえん
  • 評価:★
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強引に物語を作り上げてしまうようなドキュメンタリーも問題ではあるが、この作品の各場面の構成は脈絡がなく、不器用につなげれらた5分ほどのまとまりがだらだらと続き、30分ほどすると飽きてしまった。撮影はさぞかし大変だったのだとは思うが、映像自体にはそれほどの驚き、目新しさは感じなかった。ナレーションが凡庸。内容は紋切り型の羅列で空虚だし、宮沢りえの話し方もわざとらしい間の置き方、表情の付け方が私には気に入らなかった。

最後のほうにあったサメの漁の場面がある。ひれを切り取られたサメが海に捨てられる場面が映し出されるのだが、その場面が作り物だとのこと。あのサメはロボットなのだそうだ。
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201001150291.html
ひどいペテンだ。なんでサメ漁の場面だけわざわざ入れるのか不可解だったのだけれど、知られざる大洋のすがたを記録するというよりはむしろ作り事をしてまで、ある種の漁を糾弾するのが目的の映画だったとは。サメ漁は日本で行われているが、身はかまぼこなのに使うので、ひれだけとって海に捨てるようなまねはしないそうだ。