人形劇団プーク
人形劇団プーク
- 出演:山越美和、栗原弘昌、佐藤文子、岡本和彦、荒川純子
- 劇場:新宿 プーク人形劇場
- 上演時間:1時間半(休憩15分)
- 評価:☆☆☆☆
「ヤン助とヤン助とヤン助と」
- 作:永井鱗太郎
- 演出プラン:宗方真人
- 演出:岸本真理子
- 美術:星野毅
- 音楽:長沢勝俊
- 照明:川崎ひろし
- 音響:小玉令子
「ゆうびん屋さんのお話」
- 原作:カレル・チャペック
- 脚色・演出:竹内とよ子
- 美術:人見順子
- 音楽:長沢勝俊
- 照明:三上つとむ
- 音響:宮沢緑
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もうすぐ五歳の息子と小4の娘の二人を連れてプーク人形劇場に見にいった。
息子は動きが不規則かつ急速なので、彼が外出に加わるとこちらの疲労度は3倍だ。久々の人形劇外出で息子はかなり浮かれていた。
「ヤン助とヤン助とヤン助と」、「ゆうびん屋さんのお話」の二本立て。どちらも私は初めて見る作品だ。前者は永井鱗太郎の絵本、後者はチェコのカレル・チャペックの童話の人形劇化。原作も未読。
「ヤン助…」は、木こりが助けた狐に貰った壺が魔法の壺で、そこにものを入れると入れたものがどんどん増殖するという話。どばどばと増殖していく様が舞台上で示されるのが面白い。りんごなどの食べ物のみならず、木こりの息子のヤン助までが9人に増えてしまう。困ったなあとか言っていたのだけれど、9 人いれば9人分働くし、まあいいかというおおらかな結末。息子に「つぼに入んなよ。遊び仲間が増えるからいいんじゃないか」と言うと本気で嫌がっていた。
「ゆうびん屋さんのお話」の主人公の郵便屋は着ぐるみだった。声が聞こえないと困るので口の部分はえぐれてホンモノの口が露出している。身長2メートルの大男。妖精たちとの手紙を使ったポーカーをやっていると、宛先、差出人不明のラブレターが見つかった。その差出人と宛先を探してゆうびん屋さんが歩き回るという話。たわいのないシンプルなストーリーだが、ほんわかとした雰囲気がいい。ミュージカル調で音楽も親しみやすいものだった。