- 上映時間:144分
- 製作国:日本
- 初公開年月:2011/11/12
- 監督:園子温
- 企画:國實瑞惠
- 脚本:園子温
- 撮影:谷川創平
- 編集:伊藤潤一
- 音楽:森永泰弘
- 照明:金子康博
- 録音:渡辺真司
- 出演:水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、児嶋一哉、二階堂智、小林竜樹、内田慈、町田マリー、岩松了
- 映画館:池袋 シネリーブル
- 評価:☆☆☆☆
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モチーフとなっているのは、東電OL殺人事件とモチーフとする映画。ステレオタイプな性と暴力の描きかたはいつもの園節。水野真紀、冨樫真、神楽坂恵という三主演女優がみなちゃんと脱いでいるのがえらい。神楽座恵のおっぱいの迫力は強烈だ。あんな人がそばにいなくてよかった。おばあちゃん役の役者も凄い。
性の魔力をどぎつく、えげつなく描き出す。田村隆一の詩の一節、そしてカフカの『城』がルフランのように繰り返されるのが効果的だった。露悪的で陳腐な愛欲の悲劇の描写を執拗にねちねちと繰り返したあとに現れる、放心、荒廃の風景は、意外なほど抒情的で美しい。後味は悪くない。私がこれまでに見た園監督作品のなかでは一番好きな作品かもしれない。