DuckSoup produce 2013
- 作・演出:ブルー&スカイ(旧ブルースカイ)
- 出演:池谷のぶえ・小村裕次郎・金子岳憲・延増静美・村上寿子・田村健太郎
- 舞台監督:松下清永
- 照明:櫛田晃代
- 音響:鏑木知宏
- 衣装:坂東智代
- 上演時間:100分
- 劇場:こまばアゴラ劇場
- 評価:☆
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初見のユニット。ナイロン100℃の俳優の多くが所属している事務所のプロデュース公演とのこと。まったく何の予備知識もなく見に行った。この演出家の作品を見るのは今回が初めてだ。
タイトルにあるとおり、ベートーベンが出てくる芝居だが、筋は要約しにくい。ナンセンスでシュールなスケッチで構成されている。私には合わず、全く楽しめなかった。笑いの狙い所がことごとくありきたりに思えてしまって。芝居が始まって15分で、会場を抜けたくなったが、狭い場所で通路も塞がるアゴラ劇場ではそれも叶わず。こんなにつまらない芝居を見たのは久しぶりだ。それでも見終わったあとで振り返ると、脈絡のないナンセンス・エピソードが、かなり凝ったやり方で構成され、最後はちゃんと「ベートーベン」に収斂していたことに気づいたのだけれど。エピソード各場面がことごとくつまらない。それでも提示されたギャグにいちいち律儀に反応し、大笑いしている人は数名いた。私は全く面白さがわからないので、その笑いが作為的に思え、だんだんイライラが蓄積されていった。ツィッターのTLでの評判はかなりいい。