閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

眠り猫

花村萬月(徳間文庫,1996年)
眠り猫 (徳間文庫)
評価:☆☆★

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とらえどころはないが桁外れの図太さを持つ「眠り猫」とあだ名される元刑事の私立探偵を主人公とするハードボイルド小説.ミステリ仕立て.
こういうファンタジーが好きな人にはおもしろい小説だとは思うけれど.僕はこういう世界が嫌いじゃないけれど,萬月の描くパターンには早くも食傷気味.