歌野唱午(文藝春秋、2003年)
評価:☆☆☆★
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映像化が極めて困難なタイプのミステリ。「だまされた、でもこのだまし方はずるい!」と思うけれども、文章・構成が巧みで物語展開が変化に富んでいる上スピード感があるので、だまされても納得。ただし物語の決着の付け方は「道徳的」すぎて納得がいかない。種明かしされたあとは、若干それまでのスリリングな展開の興がそがれた感じがした。