http://hpot.jp/hairspray/
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/orchard/lineup/07_hairsp/index.html
http://hairspraythemusical.com/
- 脚本:マーク・オドネル、トーマス・ミーハン(「プロデューサーズ」)
- 作詞・作曲:マーク・シャイマン(「サイモン・バーチ」「パッチ・アダムス」)
- 作詞:スコット・ウィットマン
- 演出:ジャック・オブライエン(「フル・モンティ」)
- 振付:ジェリー・ミッチェル(「ロッキー・ホラー・ショー」)
- 監修:ジョン・ウォーターズ(「ピンク・フラミンゴ」)
- 来日キャスト:http://www.bunkamura.co.jp/shokai/orchard/lineup/07_hairsp/cast.html
- 時間:二時間半(休憩二十分)
- 劇場:大阪 中之島 フェスティバルホール
- 評価:☆☆☆☆★
2003年トニー賞で八部門を獲得した作品。この秋には映画版も日本で上映される。
六十年代の健康的なアメリカの勢いと明朗さを具現化したようなファッショナブルで陽気なミュージカル。黒人差別の問題、容姿差別、ジャーナリズムの偽善という社会的背景はストーリーの核にあるが、陽気なデブの主人公、トレイシーのまぶしくなるような健全さで現実の重さはカラフルでチャーミングで開放的な世界へと姿を変える。
シンディ・ローパーを連想するようなナンバーが実に魅力的で、それを表現する来日キャストの歌唱力、演技力ともに満足いくものだった。ブロードウェイのエンターテイメントの層の厚さを感じさせる。
二千五百名ほど収容できるフェスティバルホールの二階席は残念ながらがらがらだった。しかし寂しい観客の入りにもめげず、幕間のダンス講習やオケの指揮者のあおりに大阪の観客はよく反応していて楽しいステージとなった。
ジョン・トラボルタが女装して主人公の母を演じるという映画版もとても楽しみだ。
http://hairspray.gyao.jp/