子供のためのシェイクスピアカンパニー
http://www.owlspot.jp/performance/080712.html
- 作:ウィリアム・シェイクスピア (小田島雄志翻訳による)
- 脚本・演出:山崎清介
- 照明:山田暁
- 音響:角張正雄
- 衣装:三大寺志保美
- オブジェデザイン:松岡泉
- 出演:伊沢磨紀、佐藤誓、山口雅義、戸谷昌弘、土屋良太、石村みか、若松力、山崎清介
- 劇場:東池袋 あうるすぽっと
- 上演時間:2時間30分(休憩15分)
- 評価:☆☆☆☆
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子供のためのシェイクスピアカンパニーの『シンベリン』の公演を、小学校2年の娘と一緒に見に行った。前から4列目の通路側の座席だったので、石村みかさんの姿を間近から見ることができるのがうれしかった。最初長髪のお姫様役だったので違和感があったのだけれど、石村みかは短髪で男装したほうがコケットで魅力的だ。
一人複数役の早替りを使った喜劇的表現がとても効果的に用いられてきた。いくつかの筋が錯綜するごちゃごちゃした話だが、きっちりと整理され、切り込まれた台本と演出によって、スピード感とテンポを感じさせる展開になっていて、もたつきは感じない。最後の大団円でハッピーエンドの形で一気に事態が収束するのに快感を感じる。
「子供のための」となっているが、小学校二年生の娘にはこの作品を楽しむにはまだ早かったかもしれない。場面場面のギャグではよく反応していたけれど、暗めの舞台が続くのと、2時間半の長さのため、集中力が切れてしまったような感じがあった。僕も途中ぼーっとしていたときはあったのだけれど。小学校高学年ぐらいにならないと面白さは感じないかもしれない。背伸びさせて見せることもないか。ただ小学校高学年ぐらいになると、こっちに付き合ってくれるかどうかがかなり怪しくなってくるのだけれど。今でもだんだん友達優先になりつつあるし。