- 上映時間:105分
- 初公開年月:2008/12/20
- 監督:熊切和嘉
- 脚本:宇治田隆史
- 撮影:近藤龍人
- 美術:古積弘二
- 編集:堀善介
- 音楽:赤犬
- 出演:坂井真紀、星野源、津田寛治、佐藤仁美、新田恵利、舘昌美、宇津宮雅代、斉木しげる、鶴見辰吾
- 映画館:銀座シネパトス
- 評価:☆☆☆★
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坂井真紀ファンのためのある種の「アイドル映画」だと思った。
みどころは二回ある性交場面だと思う。だらしなくて日常的で陳腐なセックス描写なのだけれど、丁寧に再現しているかんじがあって、とてもよい。ちゃんとおっぱいも出しているし。
坂井真紀ファン以外にとってはこの映画はどうなんだろう。
映画館はおじさんの観客が多かった。もしかするとそのほとんどが坂井真紀めあてか?
たるく冗長な展開は主人公の日常の地獄のたるさと重なる。すさんでやさぐれた様子でも坂井真紀はとても可愛らしく、魅力的だった。
落ちぶれた元女優が田舎にもどってきて、無気力で倦怠感に満ちたよどんだ日常をずるずると続ける、という設定は本谷の『腑抜けども』を連想させる。ただし映画としては『腑抜けども』のほうがはるかに面白いと思う。