閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)


評価:☆☆☆☆

                                                                                  • -

この間見た映画の原作小説。一番最初に書かれたのは戯曲版だと思うが。
原作のテイストを生かして上手に映画化されていたことがわかった。ただし逆上した義兄の命令で兄嫁がわけのわからぬまま無理矢理エジプト旅行に行かされてしまう、という原作のエピソードが、映画では「そばつゆが目に入って入院」というスケールの小さなものに変更されてしまったのは不可解。