閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

『鳴神』『芝浜の革財布』

前進座五月国立劇場公演

  • 出演:嵐圭史(鳴神上人)、河原崎國太郎(雲の絶間姫);藤川矢之輔(熊五郎)、山崎辰三郎(お貼る)
  • 劇場:国立劇場大劇場
  • 評価:☆☆☆★
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前進座五月恒例の国立劇場大劇場での公演。口上を述べるはずだった中村梅之助が病気で休演というのが心配だ。
『鳴神』は、うーん『鳴神』だなあ。あんまり印象に残っていない。面白くないわけではないのだけれど。『芝浜の革財布』は円朝の人情噺の舞台化。世話物として違和感を感じない。宴会で大騒ぎする場面は芝居ならではの楽しさがあった。役者が丁寧に役を作っていることが感じられる舞台だった。女房役の山崎辰三郎がとてもいい。