- 製作年度:1988年
- 製作国:日本
- 上映時間:105分
- 監督:黒木和雄
- 原作:井上光晴[作家]
- 脚本:黒木和雄 、井上正子 、竹内銃一郎
- 音楽:松村禎三
- 出演:桃井かおり 、南果歩 、仙道敦子 、黒田アーサー 、佐野史郎
- 評価:☆☆☆
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DVDでの観賞.長崎への原爆投下直前の二十四時間の市井の人々の日常を描く.
松村禎三の音楽がいい.直後に控える不条理な悲劇を哀しい旋律が予告している.
原爆投下を知っている我々は,丁寧に描かれる人々の平穏な日常が突然崩壊していく残酷さを頭に思い浮かべながら映像を追うことになる.効果的な設定であり,その設定を十二分に生かした優れた作品ではあるが,ちょっと考えてみるとかなり悪趣味であるとも言える.
いまや人妻となってしまった仙道敦子が美しい.僕はつり目の美女が好きだ.僕より二歳年下.だいぶ昔の映画だなと若い桃井かおり他の役者の顔を見て思ったけれど,制作年をみると僕の大学時代に制作・公開された映画である.となるとあんまり昔であるように思えない.その頃まで僕の時間は濃密であり,その後時間はすかすかになった.時の経つのは早い.