閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

さまよえる脳髄

逢坂剛(新潮文庫,2002年)
ISBN:4101195129
評価:☆☆

                            • -

文章と話のつくりは巧みだが,精神分析という疑似科学で犯罪という現象を説明できるという前提が気に入らない.この手の設定に僕は全くリアリティーを感じることができない.小説を作るうえの約束事としても受け入れることができず白けるだけ.