- 作:ベルナール=マリ・コルテス
- 訳:佐伯隆幸
- 演出・美術:佐藤信
- 上演時間:90分
- 出演:斎藤晴彦
- 劇場:神楽坂 theatre iwato
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睡眠を十分とって行ったはずなのに,芝居が始まって五分も立たないうちに強烈な睡魔が襲ってきて,結局上演中の大半が半睡状態.ほんの断片しか頭に残っておらず,どんなお話なのかも全くわからないまま.
斎藤晴彦が90分間,難解詩的かつ膨大な量の台詞と格闘する.熱演だとは思うけれど,芝居として面白いかなぁ.ずっと寝ていた僕にけなす資格はないか.終演後,場内が明るくなったあとも拍手がしばらく続くが,斎藤晴彦は結局姿を現さず.あの拍手は大量の台詞を消化した斎藤への賛辞であると同時に,ひたすら退屈でひとりよがりな(敢えて言おう)芝居に最後までつきあった観客が自身へ送った拍手でもあるように僕には思えた.
ある種のオタク向き公演だと思う.若いのから年寄りまで幅広い年代の観客で,120人ほど収容可能な劇場は補助席も出る満員.