http://www.komaba-agora.com/sien2007/index.html
昨年度に引き続き、こまばアゴラ劇場支援会員に申し込んだ。通常会員なら1万円で観劇チケット引換券が7枚貰える。このチケット引換券でこまばアゴラ劇場もしくは小竹向原にあるアトリエ春風舎の公演を見ることができる。一枚あたり1500円弱、映画より安い値段で芝居を愉しむことができるのだ。こまばアゴラ劇場の主催公演は青年団をはじめ、個性的でレベルの高い団体の公演がそろっているので、芝居好きなら会員になって損をすることはない。
会員になるともらえる引換券だが、アゴラ劇場、アトリエ春風舎以外の劇場での公演でも、青年団主催公演なら一部劇場で使用可能だ。昨年12月には平田オリザの代表作「ソウル市民」三部作の上演が吉祥寺の劇場であったが、その際には引換券2枚で一公演を見ることができた。これでも普通に前売りを購入するよりは安い。
先週、僕は来年度の支援会員申込みをWeb上で行い、クレジットカード決済で会費を支払った。その二,三日後に四月はじめにシアタートラムで公演される平田オリザ新作戯曲、日仏共同公演の『別れの唄』のチケットを青年団のホームページ上から申込み、こちらのチケット代は銀行振込みで支払った。
http://www.seinendan.org/jpn/info/info070211.html
昨日、こまばアゴラ劇場から来年度支援会員の会員証と引換券が発送されていたのだが、そこにメモが入っていて、青年団Webページから僕が申し込んだ『別れの唄』のチケット一般一枚を、劇場支援会員枠に振り替えたので当日引換券を受付に渡すように、と書いてあったのだ。僕は『別れの唄』は青年団の単独主催公演でないし、シアタートラムでの上演なので、引換券は使えないものと勘違いしていたのだ。引換券は一枚あたり1500円弱なので、一般券一枚3500円よりはるかにお得だ。ところが一般券のチケット代を既に銀行振込み済み。これはこっちのミスだし、手間の面倒さを考えると、3500円の払い戻しは無理かもしれないなぁ、と思いつつ、アゴラ劇場の制作にメールで問い合わせをしてみた。
すると程なく返事が来て、銀行振込みないし書留で一般券チケット代を払い戻してくれるとのこと、しかもこちらが入金の際に支払った手数料込みでである。今回は明らかにこちらがちゃんと記述を確認していなかったのが原因だというのに。
それほど多くある事例とは思えないのだが、この反応・判断の早さと払い戻し可能という柔軟な対応には、かなり感動してしまった。
この手のやりとりでは気分の悪い思いをすることのほうが多いからである。こういった応対があると、アゴラ劇場を今後ますます贔屓したい気分になってくる。