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ファニーゲーム U.S.A.(2007) FUNNY GAMES U.S.
- 上映時間:111分
- 製作国:アメリカ
- 初公開年月:2008/12/20
- 監督:ミヒャエル・ハネケ
- 脚本:ミヒャエル・ハネケ
- 撮影:ダリウス・コンジ
- 衣装デザイン:デヴィッド・ロビンソン
- 編集:モニカ・ヴィッリ
- 出演:ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、マイケル・ピット、ブラディ・コーベット、デヴォン・ギアハート
- 映画館:渋谷 シネマライズ
- 評価:☆☆☆☆☆
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ハネケは僕がいま一番好きな映画作家のひとりだ。彼の映画作品はこれまで六作見ているが『ファニーゲーム』は未見だった。
期待を裏切らない衝撃的な面白さだった。
得体のしれない侵入者によって、理不尽な暴力になすすべもなくいたぶられ、戦慄され、そして最後には衰弱と絶望のなか無残に殺されていく家族のすがたを見るのを「楽しむ」ための映画。観客であるわれわれはこの圧倒的な悪意、快楽的殺人の加担者であることを意識せざるをえないつくりになっている。人の心の奥底で押さえつけられている残忍でおぞましい嗜虐性を無理矢理ひきだしてしまうような強烈な作品だった。
1997年に公開された自作のリメイクであり、役者がアメリカ人になった以外は台詞も演出もすべて同一だと言う。しかし役者が変わるとどう雰囲気が変わるのか(あるいは変わらないのか)確かめてみたくなる。