http://www.ne.jp/asahi/kurotent/tokyo/08evaristegalois/
- 作:ブルーノ・アルベーロ
- 演出:横田桂子
- 制作:劇団サブリエ(仏)
- 出演:オリビエ・ガルシア(劇団サブリエ)、工藤牧(黒テント)、太田麻希子(黒テント)
- ヴァイオリン演奏:宮原祐子(東京交響楽団)
- 会場:飯田橋 東京日仏学院エスパス・イマージュ
- 上演時間:75分
- 評価:☆☆
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☆は75分のモノローグを演じきった主演のフランス人役者に。
ヴァリスト・ガロワは19世紀はじめのフランスの天才数学者だそうだ。決闘によって20歳の若さで死んでいる。この天才数学者は決闘に出かける前に、友人にあてた長大な遺書を残した。その遺書には画期的な数学的発見も含まれているらしい。
この手紙を独白劇的形式(一部、他の役者が加わる場面もあるが)で再現したドラマだった。その内容は数学的記述のほか、彼のこれまでの人生の回想で占めらている。とりわけ恋愛と彼同様、共和主義者として死んだ父親への思い、青年らしい社会的正義感が熱く語られている。
ガロワ役をフランスの地方都市、オランジュの劇団に所属する若い役者が演じる。ほとんど彼の独り舞台。黒テントの俳優二人が助演。ヴァイオリン奏者が一人。演出家も黒テント所属のひと。
社交的意義が芸術的意義よりはるかに大きい、そういう公演だと思う。
予想していたような芝居だった。